絵描き=忍者
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あれから立花仙蔵とわかれた那緒。
部屋もそこそこかたずいてきた様子。
「よし、あいさつしにいくかな」
と その場を立ち上がり、襖をあける。
まずは、隣の部屋からだ。
と那緒は、考える。
「ここだな」
板には、 鉢屋 不破 とかかれていた。
「失礼します。」
と那緒は、声をかける、すると
「はーい」
と声がかえってきたので襖をあける。
「!?」
那緒は、驚きの表情をした。
それは、そうだ。
目の前に全く同じの顔があるのだから驚くだろう。
「君だれかなぁ?」
とフワフワした感じのかたほうが那緒に話かけてきた。
那緒は、若干おどおどしながら
「今日から五年い組になる田村那緒です。同じ長屋の方達に挨拶にきました!」
とぎこちない笑顔をつくり挨拶をした。
「そうなんだー、うんよろしくね。僕は、不破雷蔵です」
ニコッと微笑む不破。
「…でこっちが………」
と不破が鉢屋のほうに視線を向ける。
…が
鉢屋は、ムスッ として那緒をジロジロみている。
「ねぇ、三郎!!自己紹介!!」
と不破が鉢屋の肩を揺らす
「ハァ…雷蔵の頼みなら………鉢屋三郎だ。」
とため息をはいて、自己紹介するけれど那緒の目をみていっていない。
「(なんだろぅ、鉢屋くんに嫌われてる?)」
と思うが 『細かいことは、気にしない』 うん。そうしよう。
そのあと、少しの間不破と那緒とで雑談していた。
(不破くんってモフモフの髪してますよね、うらやましい!)(え?ありがとう!はじめてそんなこと言われたなぁー)((…チッ……てかアイツ女だよな、なぜ忍たまに……?))