大江戸放送局

□第壱回
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新八「なんちゃってラジオ大江戸放送局」

銀時「…第壱回?」

新八「なんで疑問形なんですか、銀さん。」

銀時「いや、そもそも何よこれ?」

新八「神楽ちゃんのみならずあんたもかァァァァアアアア!!!!」

銀時「仕方ねーだろ、主役の俺差し置いてお前らが第零回やったんだから。」

新八「…第零回の模様知ってるなら、この企画の趣旨も当然理解してますよね。あんたが拗ねてるだけですよね。」

銀時「…チッ。拗ねてねーしィ。」

新八「舌打ち丸聞こえだぞオイ。まあいいです、早く進めちゃいますよ。結局今回も僕がパーソナリティなんですね。」

銀時「そりゃ、最初に登場するのが俺たちだからな。…いや、お妙がいたか。あいつは?」

新八「過去を振り返るにあたり当時の記憶を思い出し、銀さんがボッコボコにされてラジオどころではなくなる可能性が懸念されるため、志村妙さんはパーソナリティにお迎えしておりません。…だ、そうです。」

銀時「妥当な判断だな。」

新八「って、さっさと始めますよ、本当!今回は原作コミックスでは1巻の第一訓、アニメでは第三話、『天然パーマに悪い奴はいない』を振り返りましょう。」

銀時「…ちょっと待て新八。何で初っ端からコミックとアニメで話数ズレてんだ?」

新八「え?ああ…忘れましたか、アニメでは放送開始スペシャルで『てめーらァァァ!!それでも銀魂ついてんのかァァァ!!』が、先に放送されたんです。」

銀時「え、そんな話あったっけ、えっ…。」

新八「すっとぼけないでください、ありましたよ。でもまあ、知らない人がいても無理はないですね。これ、アニメオリジナルの話なので。」

銀時「放送開始早々にアニメオリジナルかよ。」

新八「正確にはアニメオリジナルではなく、原作の方で『登場人物がオッサンばっかり』という理由でボツになった幻の話数だそうです。」

銀時「いや、この作品そのものがオッサンばっかりだよ?原作者もアニメスタッフも声優も登場人物も…。」

新八「だァァァァアア!!!んなこと言ってんじゃねェェェェエエエエ!!!」

銀時「つーかよォ、何でこれ変態くノ一とか不良警察とか、後からしか出てこねー奴らが当然のように登場してるワケ?」

新八「この一瞬で二話も見たのかよ!!?えーっと…それは大人の事情で時間軸が歪んだからです。真選組やさっちゃんさんと出会った後の設定なんでしょうね。そもそも第一訓の前に持ってきたら銀魂の登場人物殆ど出てこないじゃないですか。」

銀時「なるほど…面倒臭ェな、話戻すぞ。」

新八「こんな面倒くさい話になったのもあんたのせいですよ銀さん。はい、さて第一訓といえば…。」

銀時「パフェ。」

新八「間違ってねーけど、他にないのか。」

銀時「ノーパンしゃぶしゃぶ天国。」

新八「何でそこを覚えてんの!!?色々あったでしょうが、僕に木刀押し付けて犯罪者に仕立てあげようとしたり…。」

銀時「え、んなことあったっけ?」

新八「とぼけてんじゃねェェェェェエエエ!!!!!!」

銀時「あー…後、ゴリラに殴られたな。」

新八「それ僕の姉上ェェェェエエエエ!!!!」

銀時「さっきからうっせーんだよ新八、この腐れメガネが。」

新八「さらっと第一訓から人をコケにする言葉引用してんじゃねーよ!」

銀時「まあつまりあれだ、第一訓は――

    ギャーギャーギャーギャーやかましいんだよ、発情期ですかコノヤロー

   これさえ覚えときゃ大丈夫だ。」

新八「ギャーギャーギャーギャーやかましいんだよ、発情期か貴様ら。」

銀時「てめーは映画ネタ突っ込んでじゃねェェェェエエエエ!!!!!!」

新八「ではでは、なんちゃってラジオ大江戸放送局第壱回放送、これにて終了〜。」

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