守り星

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ボンゴレ、九代目ボス、ティモッテオは廊下を歩きながら一つ、考え事をしていた。

(ザンザスは・・・・)

ザンザス達を助けに行った者達はその路地を地獄だと言った。

誘拐犯達は全員、憤怒の炎で焼死。その真ん中てキアの体を抱きしめて、座り込んでいたらしい。

(連れて帰った後が一番大変だったが。)

ザンザスは屋敷に帰ると手当ても受けずにジーナの元に向かった。

(ジェレットファミリーは壊滅か・・・)

九代目が帰宅したと同時にその知らせが届いた。

ボスと幹部達は全員、毒殺。そして、アジトを調べてみると、ザンザス達の誘拐計画の証拠が多く出てきた。不自然な程に。
危ういと、九代目は思う。

(あの子が来てから一ヶ月も経っていないというのに。)

ザンザスもジーナも決して可愛げがある性格ではない。
けれど、キアは二人を受け入れ世話を焼き、しかりつけもした。

(二人は、少なくともザンザスはキアの存在を受け入れ初めている。)

ジェレットファミリーを壊滅させたのはザンザス達だと九代目は確信して
いた。

(キアという存在はあの二人に、どんな影響を与えるのか・・・・)

どちらに転ぶか、ボンゴレの超直感でも分からなかった。
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