守り星
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「おせえぞ、ジーナ。」
不機嫌そうなザンザスを気にした風もなくジーナはザンザスの向かいの席へと歩いて行く。
「フフ、ゴメンね。キア、隣に座りて。」
ジーナに促され、キアも席へと座った。すると、たちまちテーブルの上に朝食が用意される。
キアがそっとザンザスの方に目を向けると、ザンザスもキアを見ていた。
「お、おはよう。」
キアの挨拶にザンザスは無視を決め込んだ。
「さあ、食べよ。」
ジーナの言葉を皮切りにザンザスが食事を食べ初める。
キアも恐る恐る食事に手を付けた。
「そういえば、九代目は?」
「父さんなら、仕事。」
ジーナがそう、素っ気なく答えた。
「そう・・・・」
それっきり、誰もしゃべる事はなかった。