セカコイ リクエスト小説

□ハツコイデイズ
2ページ/9ページ



恋に落ちるまでXXXX



あれ ソラ太じゃないですか?


え? それはないだろ
ソラ太は横澤がみてるはずだ


ですよねえ
てか、あんなとこうろちょろして
あぶなっかしいなあ

律 猫を気にすんのもいいけど


せっかく両思いになったんだから
俺したいこと色々あんだけど
まずは部屋でいちゃつくか
お前の汚部屋売ってさ


勝手に売らないでくださいよ。

でも あのこ

本当に危ない




蒸しかえるような暑さ
音をたててうなるコンクリートを蹴って

律は走る


ただ道路をふらつく
安全か危険かも分からない
好奇心旺盛な猫を 助けに。






そのとたん



パッと 高野の視界からすべてが消えた。


ミーンミンミンミンミンミー










道路に残る

残骸 巨大すぎるトラックに数メートルにわたって引きずられた
ソレは
崩壊し
紐のように腸が絡んでいる


そばで鳴く、猫




黒猫

まるで何かに悲しんでいるような
何かを笑っているような



そんな中でエメラルドの光だけが
満足するようにゆがんでいた。


まるで地の熱をすべて吸ったかのように


充血した ふさがらない、目。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ