セカコイ 短編

□こんな世界一初恋はいやだ@
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「先輩は…おれのこと すき ですか?」

「(こいつ今更何言ってんの)
クスッ…」

「!!?」



え? なんで? 俺 笑われた?
もしかして俺

遊ばれた!!?

「うわああああん!!」




どこで覚えたのか遊ばれた衝撃のあまり
結構痛い回し蹴りをし
律は走って家へ帰ってしまった。
ご近所がおどろくぐらい 涙で汚れた顔は
親に誤魔化しようがなかった。

それを見た律の親は
律が学校でいじめられてると勘違い
引越しの計画を進めていく。


一方なぜ蹴られたのか
まったく理解の出来ない嵯峨は
追うことも出来ず呆然としていた。

それから探しはしたものの
嵯峨の親は離婚してしまい
すぐにでも四国に引っ越さなけ
ればならないという。

「律…」

「先輩…」

会いたい 会いたい

けど

さようなら














「政宗 隣の人に挨拶してきなさい」

前よか暮らしやすくなった家で
嵯峨は本を閉じ
億劫な体を持ち上げた。

「なんで俺が…」

「いいから。おやつ作っておいてあげるから

ね」

「…」

別におやつがすきなんて一言も言ってないんだが嵯峨は身だしなみを整え
隣へと足を運んだ。
つまらないものですが
と言って
タオルを渡せばいいらしい。
本当につまらないものだ。

隣の家は結構な大きさだった。
お金もちなんだろうか。

「すみませーん
隣の嵯…高野です」

『あら お隣さんだって
律 代わりに出てくれる?』


「えーわかったよ。


はいー。お待たせしました
小野寺です」




ガチャっ


「「!!??」」













〜こんな高律はいやだ〜

律の引越し先が海外じゃなくて
四国だった場合。

あっさり再会!
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