セカコイ 短編
□受け組みの生活力
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よし
休日だし 掃除するか。
特にすることがないある日のこと。
俺はそう思って地獄絵図←自分の部屋
を見下ろした。
散らかった服たち。
意味を成してないタンス
でもまあ
「まだ 掃除しなくていっか。
床見えてるし」
そうだよ
自動掃除機もあるし。
そう思って寝転がりながら見た掃除機は
障害物につっかかって唸っていた。
うん。
「そうだ! 自炊しよう」
なんかこのままじゃいけない気がする。
俺は台所に立った。
とりあえず野菜とっておきたいよな。
とこの前買いだめた野菜をビニール袋から取り出し刻む。
そのときふと俺は衝撃的なことに気付いた。