セカコイ イメージ曲ss

□ひと粒の初恋
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貴方は

俺の最初で最後の恋でした。



先輩。

時々俺の下の名を呼んで

家に誘ったり

本屋に誘ったりして

ただ深い深いキスして

体を繋げたのも

全部全部

気まぐれな遊びだったんでしょう。


一切それを悟らなかった
バカな俺は
笑って貴方のそばにいました。


一体
どんな風に貴方の目に
俺はうつっていたんでしょう。

ただ壊れたように
好きを繰り返す
人形だったのかもしれません。

なんで

遊んで捨てたんですか。

気持ち悪かっただけなら

もっと他の方法を選んでほしかった。


俺の好きを

思わず笑った貴方を

俺は忘れることはないでしょう。


なのに

時々夢にでてくる貴方は

悲しそうな顔をして

何かを訴えています。

一体

何がいいたかったんですか?

寂しいんですか?

でも俺じゃなくてもいい

それを聞いてくれる彼女が
貴方にはきっといることでしょう。



貴方が捨てた恋を
俺は一生背負い続けます。

もう振り返らない

会うこともない


雨が降ってきました。
俺は貴方からすこしでも遠くと今

異国に居ます。

傘は

あまりにも遠いので届けられませんね。


べつにいいけど

付き合っても


遊ぶ為の嘘を

俺は有頂天で聞いていました

さようなら



あなたにとって遊びでも

貴方は

俺の
最初で最後の恋でした

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