少年漫画
□差し伸べられた温もり
1ﾍﾟｰｼﾞ/1ﾍﾟｰｼﾞ
(いつもは単独行動をして神出鬼没な栄斗が寂しさで１人泣いてた貴女の前に姿現し)
…どうした。何を泣いて居る…？
(木陰に隠れて泣いて居たのに涙を見られ、慌てて手で拭う貴女)
何故、隠すんだ？その様子は何かあったのだろう？
(慌てて赤くなりながら「何でもないよ」と言おうとするが、栄斗に引き寄せられ、優しく抱きしめられ)
…わかってる。俺はずっとお前を見ていた。泣きたい時は泣けば良い。
嵐の後には必ず静けさがやってくるように…
お前が今、どん底だと思われる悲しみもいつか癒える時がくる。自然治癒力ってヤツがある…。
(そっとまだ濡れた貴女の頬をハンカチで拭ってやり)
泣きたいなら泣いていい…思い切り吐き出せばいい。涙を堪え、前に進むかは…お前次第だ。
お前が如何なる道をえらぼうとも…安心しろ、俺が守ってやる。
(フッと優しい笑顔で貴女を見つめ)