少年漫画

□「対決。マヨラー対甘党」
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(どういう経緯かは分かりませんが、土方と銀時は揃ってあるテレビ番組に出る事になり、あなたはその放送を自宅で楽しんでます)


《以下、テレビ放送》
土方「(煙草を口にくわえて、見回りをしていると前方に見知った相手が居るのに気づいて、軽く眉を寄せて近寄っていき)まさか見回りで天パに会うとはな…ま、あんま良くねェけど一応挨拶しとくぜ。俺は真選組副長の土方十四郎だ、不本意だが宜しく頼む。(口から煙草を取り、煙を吐きながら軽い挨拶をして空いてる方の手で握手を求める様に差し出し)」



銀時「ん?ああ…誰かと思えば…味音痴の激マヨラーさんね。(不意に声を掛けられれば振り返り、相手の姿確認すれば、やる気無さそうに頭をぽりぽりと掻き)俺は草食系男子代表、万事屋坂田銀時…。まあ、テキトーに宜しく〜(こちらも自己紹介しつつ差し出された相手の手を握って握手交わし)…しっかし、警察も暇なんだね〜。こんな所で煙草なんか吸って。あ、吸殻はちゃんと始末するよーに」



土方「味音痴だァ?テメェの方がかなりの味音痴じゃねぇか。(ピクッと反応をすれば、負けじと言い返して相手の自己紹介を聞くと浅く首を縦へと振るわせてから、握手を交わしている手を自然と離して煙草を吸うと相手に掛ける様に煙を吐き)テメェに言われなくてもちゃんとやるっつーんだよ。お前の方が相変わらず暇そうだけどな」



銀時「何か違くね?突っ込むトコそこぉ?ズレてねぇ?俺の草食系ってのは承認されたんだね!しかも味音痴に張り合ってるし…負けず嫌いにも程があるってね。(再び煙をふかす相手を正面から見つめつつ突っ込み)それがさぁ…これでも銀さんはお忙しいの!分刻みのスケジュールこなしてんだから!」



土方「可哀想な奴だからなお前はよ。だからソッとしといてあげたんだ…感謝しやがれクソ天パ。負けたくねぇんだから仕方ねぇだろうが。(ふん、と鼻を鳴らしながら答えれば次ぐ言葉を聞くと目を細めて疑いの眼差しを相手に送り)ほぉ…?じゃあ、どんな事をしてんのか教えて貰おうか?銀時さんよ」



銀時「…可哀想?何、その上から目線!何でそんな見下してんの!?万年、副長止まりのテメェがいつの間に偉くなっちゃったの?それにこの天パ、銀さんのチャームポイントだから、コレ!けなす所じゃないから!(声を荒くして余裕綽々な相手に怒鳴り抗議し)そ、それはっ…ほら、分刻みの【フン転がし】的なスケジュールだから…説明すると長くなるから割愛ね!」



土方「そりゃお前よか格上なんだから当たり前だろうが。あと、俺は今のままで良いから副長のままなんだよ!(挑発をするように笑みを溢すも、青筋を立てて言い返せば相手の髪型を見て)…お前のチャームポイントだか何だか知らねえが、俺からしたら貶す所なんだよ。あー、そりゃ忙しそうだな。死なねぇ程度に頑張れや。(流す様に手を軽く振れば、煙草を吸い終えて足元に落とし火を消すも先程の言葉を思い出して渋々と吸殻を広い、相手のポケットに入れ)」



銀時「はあ?確かに俺は平凡な一市民ですけど!それでも誇り持って生きてんだ!!銀さんを尊敬してるヤツは山程居るんだからね!第一…副長のままで満足しちゃって良いの?野心はねぇのか、コノヤロー!!(青筋立てる相手にこちらもムキになり更に言い返し)あ、そう…そりゃあ悪かったね、この髪型が理解出来ないなんてファッションセンスゼロだね。言われなくても精一杯生きてますぅ!(煙草の吸殻を始末した相手の様子を黙ってじっと見つめ)…あ〜あ、本当は吸殻踏んづけて終わりかと思えば片付けちゃったよ、この人…(自分の手をポンと軽く叩き)そういうお利口さんには銀さんが奢っちゃう。って事で甘物屋に行ってみよう!(ぐい、と相手の腕掴み歩き始め)」



…続く
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