闇に咲く花は美しい

□第12話
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逆鬼ごっこ最終局面です!




長次VS原長次


長次「正直、お前と戦っている時間すら惜しい。」

原長次「…なぜだ。」

長次「玲のためだ。下手したら、過去の玲が死んでしまうかもしれない。」

原長次「だったら、プレートおいて行けばいいじゃないか…。」

長次「それも嫌でな。(苦笑)」

原長次「本当に、玲が死んでしまうかもしれないのか…?」

長次「あぁ。」

原長次「なぜだ…。」

長次「玲は、過去の玲の明るさを見てもうあの頃には戻れない。今のあの子は今の私が持っていない物を持っている…。そう言っていたんだ。」

原長次「そうか…。なら…。」

((ポイッ))

長次「!?」

原長次「助けに行こう…。二人の玲を。」

長次「…あぁ。」



脱落者
原六年生・中在家長次





玲VS原玲


玲「…かかっておいで?稽古つけてあげる。今の私の戦い方を叩き込んであげるわ。(ニコッ」

原玲「…やってやんよ!」((キンッ))

玲「そんな単純な攻撃じゃ、勝てる戦いも勝てないぞ?(ニッ」

原玲「うるせぇ!私は、みんなの最後の砦なんだ!負ける訳にはいかないんだよ!」

((ガキンッ))

原玲「その程度かよ?何が稽古つけてあげるだ!その程度ならあ…。」

((ヒュンッ))

玲「気に入らない。本当に気に入らないわ。私にはそんな感情はいらない…。勝てないヤツに立ち向かうなんてめんどくさい感情いらない…。」

((ビュンッ))

原玲「うわぁ!」

玲「もうあの頃には戻れない。貴女は今の私が持っていない物を持っているの…。戻りたい、戻れない。もう戻れない。」

((ドガーン))

玲「嫌ああああああああああああ!」

((ヒュンッ))

長次「お前は、原玲を連れて逃げてくれ。玲は、俺がいつもの玲に戻す。ちょっと荒療治になるがな…。」

原長次「あぁ…。行くぞ?玲。」

玲「あの人の強さ目に焼き付けたい!あの人みたいに強くなりたい!だから、行かない!」

仙蔵「そういう頑固なところは変わらんらしいな。」

長次「仙蔵?…みんな、どうしてここに?」

小平太「びっくりするくらいのすごい音が聞こえてな!」

伊作「それに、まだ玲と長次が戻って来てなかったからさ。」

留三郎「アイツが壊れそうなら直さなきゃいけないだろう?それにアイツは、一対七でも負けない気がすんだ!(ニカッ」

文次郎「さっきまで、アイツと同じような感じだったヤツが言うことじゃないだろうが、バカタレ。」

葵「玲ちゃんを止めよう?いつもの優しい玲ちゃんに戻さなきゃ!」



脱落者
原六年生組・九印玲
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