闇に咲く花は美しい
□第11話
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引き続き、原六年生VS未来組教師陣の戦いです。
仙蔵VS原仙蔵
原仙蔵「勝てないことくらいわかってる…。だが、勝ちたい…。」
仙蔵「過去の私は、絶対に勝ちたいと願うだろうな…。負けて当たり前なのだがな…。葵なら、どうするだろうか…。(苦笑)」
原仙蔵「私は、勝ってみせる!」
仙蔵「…引く気は、ないのか?(苦笑)」
原仙蔵「あぁ!」
仙蔵「なら…。」
原仙蔵「!?」
((トンッ!))
仙蔵「悪く思わないでくれ。お前のその性格が命取りになってしまうんだ…。」
脱落者
原六年生組・立花仙蔵
文次郎VS原文次郎
文次郎「痛い目見たくなきゃ、さっさとナンバープレート渡せ。」
原文次郎「嫌だ!」
文次郎「風が言っている。原伊作と原小平太は渡したと、原仙蔵は負けたみたいだな。こちらで渡したのは、葵だけのようだ。」
原文次郎「まだ、玲や長次、留三郎達が残ってる…!だから、まだ負ける訳にはいかないんだ!」
文次郎「そういうところが嫌いなんだ!過去の自分のそういうところが!…お前が引かないなら、容赦はしない。一発目は、避けろ。怖いと思ったら、プレート置いて逃げろ。それが、俺からのハンデだ。」
原文次郎「ハンデなんていらない!」
((ドガーン))
原文次郎「…!…だが、負けてたまるか!」
文次郎「……そこが嫌いなんだ!そうやって勝てない相手に向かって行くところが!」
((ペリッ))
原文次郎「ナンバープレート取ったらよかったんだよな?」
文次郎「なっ!?」
原文次郎「俺の勝ちだ!」
文次郎「…命の取り合いでは死んでたぞ。留三郎のところに行くぞ。アイツは、俺以上に過去の自分が嫌いだ。」
原文次郎「なんでアイツと仲がいいんだよ!」
文次郎「お前も、心の奥底ではわかっているだろうが!(苦笑)」
原文次郎「…。」
文次郎「今も昔も、喧嘩する程仲がいいって言葉くらいあるだろう?アイツのことが好きなんだ。お前も、そうだろう?(苦笑)」
原文次郎「…バカタレ。」
文次郎「行くぞ。」
原文次郎「あぁ!」
脱落者
未来組教師陣・潮江文次郎