薔薇百合学園特別クラス いろは組

□漆
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薔薇百合学園特別クラスに転校してきた、主人公。
彼女の学園生活はどうなるのか…。
文次郎と主人公がくっつき、楽しく学園生活を送ろうとした矢先…!?

そんなこんなで、いろは組始まり始まりー!



伊作が、落ち込んでいるのを見て、今日は、夜通し飲むことにした特別クラスの面々。
そんな彼らに、危険が忍び寄っていることに気付いているヤツは少ない…。



《旅行中、他校生との喧嘩は、控えましょう。》


特別クラスの面々が宿泊している宿舎は、薔薇百合学園の息が掛かった宿舎だ。侵入者が、入ることはできないはずの…。


?「なぁなぁ、良太郎。ここで合ってるか?」

良太郎「あぁ、合ってるよ。さすがは、梓様の犬だ。鼻がいい。な、廉也?」

廉也「うっせ!」

良太郎「フフッ。さて、仕事の時間だ。誰が、来ようと俺達は、負けない!」




一方、その頃の宿舎内は…?


玲「さて…、天パに眼鏡と短髪にノータイか。…よっと。(フフッ」

留三郎「お前一人で、何始める気だ?(苦笑)」

玲「そこは、無視しなさいよー。(苦笑)」

留三郎「全員、起きてるぞ?」

玲「あらら、もう一度寝直しなさいな。(苦笑)」

留三郎「緊急時、雪さん達が居ない時は、学級委員長であるお前が指示を出さない限り大立ち回りは、出来ないからな。(苦笑)」

玲「あぁ、そう言えばそうだったねー。(ニッ」

留三郎「どうする?」

玲「……留だけ付いて来て。三郎と雷蔵は、雪ちゃん達のところに報告。その他は、紅音と紫音の保護兼警護。以上、散!」

一同「おぉ!」







〜三郎・雷蔵side〜


三郎「…雪さん達は、気付いているだろうに、なぜ報告なんか…。」

雷蔵「しょうがないよ。九印先輩は、何か考えてるんじゃないのかな?(苦笑)」

三郎「…どうせ、俺達を闘いに出したくないだけなんだろうけどな。」

雷蔵「かな?まぁ、九印先輩は、不思議な人だから。(苦笑)
あっ、ここだね。」


((コンコン))


雪「お前達が、来た理由はわかってる。玲と留三郎の方に回れ。」

三郎・雷蔵「了解!」







〜警護組side〜


八左ヱ門「こんなに人数要らないと思うんすけど…。」

兵助「何かあるんだろ?何かが。」

勘右衛門「玲先輩は、巻き込みたくないだけだよ。自分の闘いに。それにあの人って、守られるより守りたい派の人だしさ。(苦笑)」

小平太「だが、つまらん!」

伊作「小平太…、それ言っちゃダメでしょ。(苦笑)」

文次郎「…紅音と紫音は、次期『女王』と『王』だ。守らなくてはならんだろう。」

葵「あっ、玲ちゃんからメールだー!えーっと、
"藍ちゃんと文次郎も狙われてるかもしれないから、二人は部屋から一歩も出るな。出たら、文次郎をフルボッコにします。これは、決定事項です。マジで言ってます。文次郎、お前に拒否権はねぇ!"
だって!」

仙蔵「さすがは、学級委員長だな。(笑)」

藍「私が出ても、文次郎がフルボッコかな?」

文次郎「だろうな…。」

葵「留さんからもきたー。えーっと、
"ざまぁ!"
だって。」

文次郎「アイツ、後で潰す!」

藍「普通にダメだよ!?」

文次郎「藍、止めるな!」

仙蔵「文次郎、下らん茶番は要らん。守られていろ。」

藍「立花君、ばっさりと切り捨てた…。…やっぱ、上下関係って大切だよねー。」

伊作「藍ちゃんも、このクラスに馴れたね…。(苦笑)」

葵「同い年の中では、一番不運…ではないか!一番不運なのは、いっ君だもんねー!」

伊作「葵、酷いよ!」

仙蔵「文次郎は、一番いじられるが、正しいな。(真顔)」

藍「真顔で言うことじゃないよねー。(苦笑)」

文次郎「真顔で言うな!」


勘右衛門「あっ、雷蔵からメールだ。」

八左ヱ門「雷蔵、なんだって?」

勘右衛門「"雪先生に、九印先輩達の方に助太刀に行く様指示をもらったんで、三郎と助太刀に行って来ます!立花先輩とかに報告しておいて!"
だってさ。」

兵助「立花先輩、だそうです。(苦笑)」

仙蔵「…そうか。なら、私達はここに居れば充分だな。」

長次「…だな。」
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