短編

□スキー
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《立花仙蔵の場合。》



玲「葵は、早々と戦線離脱?(苦笑)」

仙蔵「あぁ。伊作に巻き込まれてな。(苦笑)」

玲「私は、長次と滑ってたんだけど、伊作達介抱しに行っちゃった。(苦笑)」

仙蔵「そうか。なら、余り者同士一緒に滑るか?(苦笑)」

玲「いいよー。」




葵への思いと違うからこそ、お前を見ていると面白いんだ。








《七松小平太の場合。》



小平太「あれ、玲?長次達と滑ってたんじゃないのか?」
玲「伊作が葵巻き込んで、雪だるまになったから介抱しに行っちゃったの。だから、一人で滑ってたの。(苦笑)」

小平太「なら、俺と滑らないか?一人じゃ競争が出来ないんだ!」
玲「お前と競争出来るヤツなんて六年生くらいだしな。(苦笑)いいよ。競争してやるよ。(ニッ」



競争なんてお前といるための口実だ。







《食満留三郎の場合。》



玲「留!滑ってる?」

留三郎「あぁ。まぁ、ぼちぼちな。」

玲「私と滑りに行こうぜ!(ニッ」

留三郎「おぉ、いいぜ?」

玲「一番上まで行こうよー!(ニッ」

留三郎「おぅ!(ニカッ」



お前となら、どこまでも行くさ。







《潮江文次郎の場合。》



文次郎「やはり、少し寒いな。」

玲「スキー場だしなー。(苦笑)」

文次郎「リフトの浮遊感が苦手かもしれん…。」

玲「…大丈夫?(苦笑)手、繋いであげようか?」

文次郎「悪いな…。(苦笑)」



このままリフトが止まればいいんだがな…。








《不破雷蔵の場合。》



雷蔵「先輩!一緒に滑りません?」

玲「あれ?三郎と一緒じゃないの?」

雷蔵「…僕と三郎の見分けつくんですね…。」

玲「まぁな。(ニッ」

雷蔵「で、一緒に滑ってくれませんか?」

玲「おぅ!行くか!(ニッ」



僕や三郎、兵助。恋敵は沢山いるんですよ?先輩方!









《鉢屋三郎の場合。》



三郎「先輩!雷蔵見ませんでしたか?」

玲「さっき、一緒にスキー滑ってたけどその後、どこか行っちゃったよ?」

三郎「そうですか。」

玲「探すの手伝う?」

三郎「いえ、大したことじゃないんで。」

玲「なんか、変。三郎が三郎じゃないみたい。」

三郎「…やっぱり、先輩には敵わないんですね。俺達。(苦笑)」

玲「???」



先輩方、俺達後輩も先輩争奪戦に負ける訳にはいきませんから、覚悟して下さいね。








《久々知兵助の場合。》



兵助「豆腐、豆腐、美味しい豆腐ー!」

玲「…兵助、お前は一体全体何をしているんだ?(苦笑)」

兵助「雪で豆腐を作っているに決まってるじゃないですか!」

玲「聞いた私が、バカだったな。(苦笑)」

兵助「先輩もどうですか?」

玲「遠慮しとくよ。(苦笑)今日の夕飯は、鍋って言ってた仲居さんに豆腐多めに買っておいて下さいって言っておくよ。(苦笑)」

兵助「お願いします!」



先輩のことも豆腐と同じくらい好きですよ?知ってました?








《善法寺伊作の場合。》



玲「伊作、生きてる?(苦笑)」

伊作「まぁ、ぼちぼち。(苦笑)」

玲「一回目で雪玉になるとは思わなかったぞ?(苦笑)しかも、葵まで巻き込んで雪だるまになるとはな…。(苦笑)」

伊作「だって、僕の不運はしょうがないじゃないか!これでも、自分でも困ってるんだから…。」

玲「ハイハイ、頑張って治しなさいな。寂しいんだろ?(ニッ)私は優しいから、少し一緒に居てやるよ。(苦笑)」

伊作「本当!?」



このまま、不運でも君が居てくれるなら…。









《中在家長次の場合。》



玲「二人は、大丈夫?(苦笑)」

長次「まぁ…。」

玲「替わろうか?」

長次「大丈夫だ…。お前は、滑って来ていいぞ…?」

玲「じゃあ、一緒に居る。せっかく、みんなで来たのに一緒に居られないのは嫌!」

長次「そうか…。」



お前の隣は俺だけの物だ…。誰にも渡さない…。








おしまい!




あとがき。

長次オチのつもり。
お題小説のつもり。
他の人は、二人が付き合っているの知らないって設定。
…そこ!
無理があるとか言わないで!
自覚してるんですから!(泣)

読んでくれてありがとうございました!



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