過去拍手文

□valentine嵯峨律
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〜Valentine嵯峨律〜


先輩と図書室をでて帰ろうと靴箱に向かった

今日はValentineだったのか・・

先輩の
靴箱にたくさんのチョコレートが入ってる・・・・

先輩はやっぱりもてるんだな・・・・
・・こんな事で嫉妬してるなんて先輩に知れたらキモイとか思われるかもしれない


「や、やっぱり先輩はもてますね・・すごいなぁ、あはは」

俺は悟られないよう無理やり笑って平生を装った

「お前からはないの?」


「え!?す、すいません俺・・何も用意してなくて」


どうしよう・・
先輩がっかりしてるだろうな・・・・
下を向いて固まっているとふいに、先輩が

「俺チョコとか苦手だし
つーかお前でいい」

「ええっ!」


「今日俺んちくる?」


「は、はい・・・・」


俺は真っ赤になって
返事をした


「あっあのチョコレートどうするんですか?」


「いらねーお前にやるよ」


「そ、そんな、ダメですよ!」


「じゃあ俺がもらって食べてもいいん
「それはダメです!!」

俺は先輩がいい終わらないうちに即答してしまった


「・・・バーか」


先輩は俺の髪を撫でてくしゃくしゃにした


チョコレートには手紙がついており
名前とクラスが書いてあったため、差出人の靴箱にそっと先輩が返していた



先輩が撫でた部分が熱い

俺は火照った顔のまま

先輩の後を
急いで追いかけた

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