過去拍手文

□妬きもちとどら焼きと
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そう言い高野さんがムスッとした顔で俺を見た

「はぁ!?」」

「あっめーなこのどら焼き、食いかけお前にやる」

「い、いりませんよ!!」

高野さんの食べさしなんて…間接キス…
て、俺は何考えてるんだよおお!!真っ赤な顔を隠そうと俯いた

「てかもうすでに間接キスしてるし、」

「!」

そう言われ上を向いた瞬間口に食べかけのどら焼きを突っ込まれた

「…もごも、なすんすかぁたのさぁん!?」

怒って高野さんを睨みつけると、手についたどら焼きのシロップをペロリとなめて、その仕草に迂闊にも俺はドキドキしてしまった…

「こんなんじゃなくてやっぱり俺は本当のキスがいいけど」

俺の横を通り過ぎ様にそう言い俺の背中を叩いて去って行ってしまった

俺は真っ赤な顔で口の中はどら焼きでいっぱいだし心臓は早いし訳がわからなかった…

相変わらず横暴編集長に振り回されっぱなしの俺…

そして木佐さんはこの後何故か高野さんに仕事倍増を命じられていたのだった
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