L×月

□3時のオヤツは憂鬱だ
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午後3時---憂鬱な時間がまた、やってくる






「月ーーーーー!!」
「月くん〜〜」
「月さん」






ほら、やってきた。。。。
憂鬱の原因







------3時のオヤツは憂鬱だ-----







「ニア!メロ!私の月くんを気安く呼ばないでください!特にメロ!呼び捨てなんて以ての外です」


「なんだよ!L!お前こそ何気に月の横の席とるなよ!そこは俺の席だ!!」


「何、言ってるんですか私の特等席です、メロはニアの横…もしくは床にでも座ってればいいんです。それか、立って食べなさい!月くんの横に座るなど1万年早いです」


「なんだと!!」
「なんですか!」


ギャーギャー騒ぎながら僕の横の席をLこと竜崎と取り合っている金髪の少年【メロ】と何気なく、気配を消しながら、ちゃっかり竜崎が座っていた筈の席に座っている銀髪の少年【ニア】に毎日午後3時…オヤツの時間になると頭がいたくなる僕がいる。



「って!ニア何勝手に月の隣座ってるんだよ!」
「そうです、いくらニアでも、そこに座る事は許しませんよ!」




「…月さんは静かにオヤツを食べたいんです。ギャーギャー騒いでる、目つきが悪いメロと年中発情しているカエルみたいなLの横は嫌だって言ってます」


「いや…そんな事、一言も言ってないけど」
「いえ、顔に書いてあります月さん」

髪の毛をクルクル弄りながら冷静に答えるニアに対して、メロと竜崎は更に文句を言い出した。



「何を言うんですか、ニアはお子様ですね、月くんは私が例えカエル顔だろうが年中発情していようが私は愛されてるんです!一番この中で月くんが好きなのは私です!【L】の座は継げても【月くんの恋人】の座は一生継げません」



「いや、どこから、その自信が湧き出てくるのか解らないよ…竜崎」
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