野球しようよ―第1部―
□6章 Relax!
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北原「さっしーのせいで朝から肩痛いんだけど。」
指原「ほら、負けっぱなしも嫌だというか?」
続いて里英と莉乃が教室に入ってきた。
倉持「きたりえ、さっしーおはよー。」
北原・指原「もちくらさんおはよー。」
打ち合わせをしたわけではなかったが2人の声がちょうど重なった。
倉持「2人はどうしたの?」
北原「さっしーが遠投で勝負しようってうるさくて。」
指原「たしかにハンドボールと時はりえちゃんの方が投げられたけど野球になれば違うかなと思って…」
莉乃はどんどん小さくなっていく。
倉持「結局どうだったの?」
北原「私の30勝0敗、無駄に体力使っただけだったよ〜」
里英は肩を叩きながら席についた。
倉持(するときたりえがライト、さっしーがレフト、残ったあきちゃをセカンドにするのは勿体なさそうだからセンターかな?)
明日香の頭の中では仮にではあるが、布陣が出来上がった。
倉持(あとはセカンドね…)
気がつくと授業が始まる時間が迫っていたため、明日香は考え事を止めた。