初恋の君へ
□第十八訓
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「本当でさァ。でもお前が俺のことをもう好きじゃないってのは
わかってやすから・・・。でもこの気持ちは伝えておきたかったんでィ」
「総悟・・・」
「じゃあな。理沙・・・」
総悟は走って屋上を出て行った。
「行っちゃった・・・」
ガサッ
すると後ろで物音がした。
「・・・神楽ちゃん。それに妙ちゃんも」
「ジュースを買いに行ったら姉御とあったアル」
「ごめんなさい・・・。聞くつもりはなかったの」
「サドとつきあってたアルか・・・」
「・・・うん」
理沙は今までの過去にあったことを話した。
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「で、今、また告白されたのよね・・・?」
「そう・・・です」
「理沙はどうしたいネ?」
「・・・わからない・・・の。嬉しいけど・・・怖いの。また、別れちゃう
んじゃないかって・・・」
「理沙・・・」
「無理もないわね・・・」
私はほんとにどうしたいの・・・?わからないよ・・・。
「理沙はサドのことどう思ってるアルか?」
「総悟のこと・・・」
優しくて、真面目で、かっこよくって、以外と寂しがりやで・・・・。
私は・・・。
「私は総悟が・・・好き、大好き」
「だったらその思いをぶつけなきゃ!」
「え?」
「サドに大好きだって伝えるネ!」
「え?!」
「別れることをもう恐れちゃダメよ。別れなんて何度でもやってくる
もの。でもそれを乗り越えるのよ!」
「今の思いをサドに思いっきりぶつければ思いは伝わるネ!!」
「そうよ。また辛い思いはさせないわ。沖田さんだってそう
思ってるはずよ」
「だから頑張るヨロシ!!」
「二人とも・・・」
理沙は笑顔で言った。
理沙「ありがとう^^私、総悟のところに行ってくる!」
「えぇ、頑張って^^応援してるわ」
「また泣かされたら私に言うヨロシ!!サドをぼっこぼこに
してやるアル!!」
「ありがとうww」
そういって理沙は屋上をあとにした。