初恋の君へ

□第十八訓
1ページ/1ページ

「本当でさァ。でもお前が俺のことをもう好きじゃないってのは
わかってやすから・・・。でもこの気持ちは伝えておきたかったんでィ」

「総悟・・・」

「じゃあな。理沙・・・」

総悟は走って屋上を出て行った。

「行っちゃった・・・」

ガサッ

すると後ろで物音がした。

「・・・神楽ちゃん。それに妙ちゃんも」

「ジュースを買いに行ったら姉御とあったアル」

「ごめんなさい・・・。聞くつもりはなかったの」

「サドとつきあってたアルか・・・」

「・・・うん」

理沙は今までの過去にあったことを話した。

__

「で、今、また告白されたのよね・・・?」

「そう・・・です」

「理沙はどうしたいネ?」

「・・・わからない・・・の。嬉しいけど・・・怖いの。また、別れちゃう
んじゃないかって・・・」

「理沙・・・」

「無理もないわね・・・」

私はほんとにどうしたいの・・・?わからないよ・・・。

「理沙はサドのことどう思ってるアルか?」

「総悟のこと・・・」

優しくて、真面目で、かっこよくって、以外と寂しがりやで・・・・。

私は・・・。

「私は総悟が・・・好き、大好き」

「だったらその思いをぶつけなきゃ!」

「え?」

「サドに大好きだって伝えるネ!」

「え?!」

「別れることをもう恐れちゃダメよ。別れなんて何度でもやってくる
もの。でもそれを乗り越えるのよ!」

「今の思いをサドに思いっきりぶつければ思いは伝わるネ!!」

「そうよ。また辛い思いはさせないわ。沖田さんだってそう
思ってるはずよ」

「だから頑張るヨロシ!!」

「二人とも・・・」

理沙は笑顔で言った。

理沙「ありがとう^^私、総悟のところに行ってくる!」

「えぇ、頑張って^^応援してるわ」

「また泣かされたら私に言うヨロシ!!サドをぼっこぼこに
してやるアル!!」

「ありがとうww」

そういって理沙は屋上をあとにした。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ