初恋の君へ
□第十三訓
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・・・ここは・・・夢?
この夢は理沙とはじめて会ったときの記憶・・・。懐かしいでさァ。
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総悟たちは中1の三学期期末テストの順位を見ていた。
「トシ、どうだった?」
「俺はまぁまぁだった。近藤さんは?」
「俺もまぁまぁだ。総悟は・・・てまたか」
「総悟、また学年トップなんてすごいな」
「正確にいやァトップじゃねェ。トップは2人ですけどねィ」
「A組の西遠寺理沙ちゃんだっけ。もう一人のコ」
「悔しいでさァ。一度ツラを見てみたいや」
「見てくればいいじゃないか。A組にいるんだし」
「嫌でさァ、あんなクソ真面目クラス。どうせ西遠寺理沙ってやつもブサイクなんだろィ?そんなやつの顔なんかみたくねェや」
「今お前が見てみたいっつったんだろーが!!」
「いいじゃないかトシ。でも俺も一回見てみたいから
ついてきてくれないか?」
「それならいいですぜ」
「結局見るのか!」