初恋の君へ
□第八訓
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わたしは授業中、自然に総悟に目がいってしまっていた。
栗色の髪に紅色の綺麗な目・・・なんにも変わっていない・・・
あのときの沖田総悟のまんまだ。
中学の卒業式の日に、
「別れやしょう・・・」
なんていきなり言われたから
正直おどろいた。
総悟が迷惑だって分かっているのに、
涙がとまらなかった・・・
家でも泣いていた。
でもだんだん泣いていても仕方がないと思い、総悟を諦めようとした。
でも今ここであってしまってまたわたしの気持ちが変わってくような
気がする・・・
だってわたしのどこかで``あえてうれしい、、という心があるからー・・・
でもその心をはやく捨てなきゃ!
総悟にとってはきっと嫌に決まってるからー・・・