初恋の君へ

□第七訓
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「わたしはもう総悟のことはなんにも思ってないよ」

「フッ・・・もっとましな嘘のつきかたを覚えろよ」

うっ・・・勘が鋭い・・・

「ほんとはずっと総悟しか考えられなかった。でも今は
頑張って諦めようとしてるの・・・・」

「なんでだ?」

「きっとわたしに好かれていても総悟にとっては迷惑なだけ・・・
だから」((苦笑

「そうか・・・でも簡単には諦められないと思うぞ?」

「大丈夫・・・わたしはもう恋なんかしない・・・」

「二度と・・・・か?」

「だって恋したってつらいだけだもん」

「しょうがないよな。実際につらい経験をしてるわけだし」

「まさか卒業式の日にわかれるなんて思わなかったもの」

「ま、つらくなったらいえよ」

めずらし・・・トシが優しいなんて・・・

「クスッ♪ありがとうww」

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