初恋の君へ
□第四訓
1ページ/1ページ
ガヤガヤ・・・
「おい、総悟・・・おまえなにやってんだ・・・?」
土方さんは朝からうるさいですねィ・・・
「あぁ、これですかィ。出会い系サイトでさァ。暇だったんで」
ま、所詮ブスがやってるんでしょうけど
「そうか。でも一つ気になる点があるんだが・・・」
「なんですかィ?」
「その携帯俺のじゃないか・・・?」
「そうですぜ。出会い系サイトなんざ自分のやつでやりたく
ないんでねィ」
「そうか・・・って殺されたいのかァァァァ!!!」
「あの〜・・・先生いるんですけどぉ〜!そろそろ席について
もれえない?」
「ッチ・・・これで土方さんを殺れると思ったのに」
「総悟・・・あとで覚えてろよ」
「へーい」
俺たちは席についた
「今日は転校生がいる・・・」
ザワッ!
いきなり周りがうるさくなりやがった
「マジでか!転入生がくるアルか!女か!女か!」
「おぅ。女だ」
女か・・・
桂「可愛いですか?!」
銀八「めっちゃくちゃな。やばいくらい可愛い」
可愛い・・・?いったいどんなやつでさァ
「真面目ですか!?」
「ぱっつぁんよぉ、俺が知るわきゃねぇだろ」
土方「マヨn−・・・」
「もうめんどくさくなってきたからもう入れっぞ。おい!
入ってきていいぞ」
ヘッざまーみろ!
ガラッ
おっ入ってきー・・・
・・・え?理沙・・・?
まさか・・・な
「ま、とりあえず自己紹介でもしとけ」
「今日転入してきた、西遠寺理沙でー・・・」
うわっ・・・目があっちまった・・・
すげービックリした顔してやがる・・・
理沙だ。あいつは理沙でさァ。
最後に見たのは・・・
あいつの涙の姿・・・
あの姿はどうしても頭から離れられなかった・・・