初恋の君へ

□第三訓
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「俺が入れって言ったら入ってこいよ」

そういって先生は教室に入っていった。

クラスはざわざわしている。

なにを言っているのかはわからないが・・・

ほんとにこのクラスでやっていけるかな・・・

今さらだけど不安になってきた。

どうしよう・・・まともな人がいなかったら・・・

ぃや、一人くらいはいるよね・・・

あれ?きゅうに教室が静かになったな。

しゃべっている声が聞こえる。

「マジでか!転入生がくるアルか!女か!女か!」

「おぅ。女だ」

「可愛いですか?!」

「めっちゃくちゃな。やばいくらい可愛い」

「真面目ですか!?」

「ぱっつぁんよぉ、俺が知るわきゃねぇだろ」

「マヨn−・・・」

「もうめんどくさくなってきたからもう入れっぞ。おい!
入ってきていいぞ」

ぃや!最後の人可哀想じゃね!?

まぁいいや。

ガラッ!

わたしはドアをあけた。

「ぅわ!めちゃくちゃ可愛いじゃん////!」

「人形みてぇだ////」

「ま、とりあえず自己紹介でもしとけ」

とりあえずなの!?

「今日転入してきた、西遠寺NAME1##でー・・・」

わたしはある人と目があった・・・

「ぉーい?どうした?」

しかし先生の声はきこえてない。

思い出したくない人・・・

この教室にいたんだ。

わたしが好きになった彼ー・・・

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