lovesick
□第29話
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「エルザ…。」
「ミオか。」
ナツのエルザ復活させるか発言から一騒動。
義眼のおかげで魔法の効果が半減していたエルザの石化が解けた。
「お前も…出られないのか。」
「うん。」
「…そうか。」
石化中の間も私たちの会話は聞こえていたらしい。
ナツは流してくれたけどエルザは鋭い。
私が口走った“特殊な魔力”というワードが気になっているのだろう。それでもエルザは何も言わない。
私はそれに甘えた。
そのとき、術式に表示された残り人数が一人増えた。
「どうやらあの男も参戦を決めたか。
妖精の尻尾もう1人の最強候補――ミストガン。」
「反撃開始じゃ！！」
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