lovesick


□第24話
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*


「あれ?ミオ何それ。」


グレイに抱えられた私はそのまま眠ってしまったらしい。

例の夢を見た後、目が覚めれば全員部屋に大集合の状態で私はベッドに横たえられ体を拭かれていた。

ちなみにあれから30分もたっていないそうだ。


「それ?」


ルーシィが指差したのは私の首や鎖骨や胸元の辺りにある紅い点たち。

…はて、こんなところを打った覚えはないし、痛くも痒くもない。

しばらく考えていると一つ思い当たるものがあった。



――あいつ…!あの不可解な行動はこれか!!



と同時にエルザが何か思い至ったように眉を寄せ、こちらを睨む。


「何をされた。」

「……何も?」


心なし声が普段より低い。といかせめて語尾を上げて疑問形にしましょう。それじゃあ断定だよエルザさん。

目を逸らしながらいう私に、エルザは納得するわはずもなく私の肩を掴み凄んだ。

つか恐い。



「嘘をつくな!男が女を縛って押し倒していたんだぞ!?
 お前の服もはだけていたし何も無かったわけがない!!」


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