lovesick


□第18話
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「おま…それどうやってんの?」

「え?」


ここはカジノのスロットゲーム。

グレイの隣で遊ぶ私の足元にはコインで一杯だった。

というのも、さっきから3セブンしか出してないからだ。


「どう…って、見えるから。」

「動体視力!!?」


…なるほど!便利だなぁこっち。

私、無敵なんじゃないか?

きっと生活には苦労しないのだろう。

というやりとりをしていたらジュビアが現れたので

キリもいいし私はコインを換金所に持って行く。

ちなみに店員は泣いていた。すまんな。

お金の入った袋を両手に抱え、グレイたちのもとへ向かう。


「ジュビア入りたい。」

「しかしあんなことのあとだからなぁ。
オレは構わねぇがマスターが何て言うか。」


ちょうどそんな会話が聞こえてきたので

私はジュビアの両肩に手を置いて乱入した。


「大丈夫。ジュビアなら入れる。」

「…あなたは?」


すごい不審なものを見る目で見られた。

まぁ知らない人に肩を掴まれれば当然か。


「同じギルドのミオだ。」

「ミオです。よろしく。」

「まさか…恋敵!?」


…ちがうから。

すると突然ジュビアが大きな手によって吹っ飛ばされる。


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