lovesick
□第13話
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「ミオ!ゴメンね私のせいで。」
ギルドに帰ってはじめて聞いた声はルーシィの悲しげな声だった。
その瞳には今にもこぼれそうなほど涙がたまっている。
私はルーシィの額を指ではじいた。
所謂でこピンと言うやつだ。
「のわっ!!」
「まさか『私が家を出てこなかったら』とか考えてないよね?
そんなこと思ってたらルーシィといて楽しいとか嬉しいとか
考えてた私の気持ちはどうすればいいの。
謝るな!!どうせどこかでけじめをつけなきゃいけなかったんだから!」
ルーシィはポカンと口を開けて額を押さえている。
「・・・うん。」
ルーシィはとうとう泣いてしまった。
次の瞬間ズウゥウンという地響きが聞こえる。
「外だっ!!」
皆は外へと駆け出す。
目の前にはギルドが歩いてこっちに来ていた。
そこに書かれている模様から幽鬼の支配者のギルドであることがわかる。
するとギルドは魔導集束砲をうつ体勢に入った。
「全員ふせろオオオォォォオ!!!」
エルザが叫ぶ。
その後金剛の鎧にすばやく換装するとそれを受け止めるべくかまえた。
「エル・・・っ!」
私は何とかしようとエルザの近くに行くため足を踏み込む。
しかし、ガジルから受けたダメージ、次いで全速力でマグノリアとオーク間の往復で
体が悲鳴を上げ倒れこんだ。
「エルザーーーっ!!!」
エルザはジュピターを受け止めたが、あまりの威力に吹き飛ばされる。
皆がエルザの元へ駆け寄る中、私はルーシィのそばに近づいた。
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