lovesick
□第7話
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今、私は大変危険な状態に陥っている。
なぜならーーー
「やばいっ!!沈むっ!!」
流石にゴミとして置いてあった舟は使えないゴミだった。
そういってる間に水はどんどん浸食してくる。
そしてとうとう海上にでているのが舟の先端だけになったとき、
ーーええい!いちかばちか!!
私はそこを思いっきり強く蹴った。
幸いもう島は見えていて目算200mというところだった。
わたしの跳躍力がどこまで上がってるが知らないが、
結構距離を縮められるはず!
よ、そんなことを考えていたら、もうすぐ着陸・・・いや
着海するところだった。
島まであと目算89.65m!だめだ全然足りない!!
私はいったい何を考えたのか、足を前後にふりはじめた。
そして、着海。
私はーーー
海の上を走っていた。
「嘘おおおおおぉぉぉぉ!!!」
沈みたくないのでその間も足を休めることはない。
そして上陸。
何はともあれ
悪魔の島に到着だ。
*
重大な問題が発覚した。
「どこで戦ってるんだろう。
そして今はいつなんだろう。」
私はとりあえず状況を把握しやすいように木の上まで跳んだ。
するとまさにシェリーのアンジェリカが海辺に向かって
ジャンプしているところだった。
「エルザがきてるな・・・」
私は汗を一筋流しながら
そこへ跳ぶのだった。