lovesick


□第5話
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「ここよ!」

色んなことを悶々と考えていたら、いつのまにかルーシィの家についていた。


あぁ、きっとこの扉を開ければ中でナツが腹筋運動をしてるんだ・・・
あぁ私は今日で死ぬかもしれない


そして扉が開く。そこにーー


「さあ上がって上がって。」


ーーナツはいなかった。


「あれ?」

「ん?どうかした?」

「ううん。いい部屋だなって。」

「でしょー。」

これで家賃7万は安い・・・たぶん。
未成年だし家借りたことないからよくわかんないけど・・・

その日はナツもくることなく、普通にご馳走になって、お風呂入って、
女子が二人いたらもちろん話も弾むわけで。

「にしてもさー。ミオって本当すごいよねー。
今日もミストガンがくること当てちゃうしさー。」

「知ってたからね。」

「そうそう。その『知ってる』だけどさ。
 明日のこととかその先のこととか細かく知ってるの?」

「いや、流石にそこまでは。」

マンガもアニメも一日の出来事を全無教えてくれるわけじゃないし。

「けっこう粗いと思うよ?ちなみに今は予想してた展開と全然違って
 これからどうなるかあんまりわかってない。」

そのときルーシィが少し顔の筋肉をゆるめた気がしたけれど
次の話題へと変わってしまったのであまり気にしてなかった。


そうやって時間だけがすぎていき少し早いかなというところで
私達は眠りについた。
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