lovesick


□第2話
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「グレイ!服!」

「おぉ!?って何だよ。ちゃんと着てるぜ?」


いつものように、また服を脱いでしまったかと確認するも、ちゃんと着ていたことにグレイは安堵した。

しかし同時にそんなことを言ったエルザに疑問を抱く。


「違う!そのコートをかせ!」


焦ったエルザを不思議に思い、何だよと言いながら近づいていくと、長い髪が視界に入った。


「!!!」

「ばかもの!こっちに来るなと言っただろう!」


何も言わないグレイを不思議に思った2人と1匹も近づく。

そして、一瞬見えたぐらいのところでエルザが4人(3人と1匹)をなぎ払った。

なぜならそこには、



何も身にまとっていない少女が倒れていた。



とりあえず、グレイが着ていたコートを被せ男達をエルザが呼ぶ。


「なぜこんなところに裸で?」

「…訳ありっぽいな。」


様々な疑問がうまれるが、それは本人に聞かなければわからないことだ。


「一度、ギルドに運べばいいじゃろう。
 詳しい話は目覚めてから
 ゆっくり聞けばいいことじゃしの。」


マカロフの一言で皆それぞれ動こうとするが、そのとき少女の体が、ピクッと動く。

それにいち早く気づいたルーシィは少女へ駆け寄り声をかける。


「ねぇ!大丈夫!?」





一同が見守るなか、少女はゆっくり目を開いた。


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