lovesick
□第2話
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鉄の森が封印を解いた呪歌ーララバイーを倒した後、ナツ、ルーシィ、グレイ、エルザ、ハッピー、マカロフは森の中を歩いていた。
「ねぇ〜まだあるくの〜?」
「いいじゃねえかルーシィ。歩くのはいいぞ。」
そんなおっさんみたいなことを言ったのはナツである。
「安心しろルーシィ。もうすぐ駅に着く。」
エルザは後ろを向いてルーシィに声をかける。そのとき、ナツから「おぷ・・・」という声が聞こえた。
「想像で酔うのやめようよナツ。あい。」
なんていう、特に何の変哲もない会話が続いていた。
そのとき、目も開けていられない程の光が彼らを襲う。
おさまったかと思うと光が見えた方向からドサ、と何かが落ちる音が聞こえた。
「私が見てくる。」
そういってエルザは音のしたほうへと足を進める。
「ルーシィ!来てくれ!!」
急いだ風な声をきいて一同は身をかまえたが呼ばれたのはルーシィだけだった。
「あ、あたしぃぃぃ!?」
「急げ!!」
ルーシィは、ひいぃっと体をすくませるとエルザの向かった方向へと歩を進める。
「きゃああぁっ!」
突然聞こえたルーシィの叫びにおいていかれたナツ、グレイ、ハッピー、マカロフは危険なめにあっていると思い、2人が向かった方向へと走った。
そして、ようやくエルザ達の姿が確認できたその時
「来るな!!」
エルザからの突然の静止に3人と1匹は思わず足を止める。
しかし、まるで微動だにしないエルザとそのすぐ隣でうずくまっているように見えるルーシィを見て、只事ではないと感じ少しずつ歩を進める。
一番先頭にいたグレイをエルザが目の端にとらえた。
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