SNSD member
□手をとって。
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前方から人の波を掻き分けて誰かがやってくる。
「ソニオンニッッ!!!!」
「……………ユナ?」
ユナは私の目の前に立つと手を差し出した。
私はただその手を見つめている。
「オンニついてこないから探しに来たらこれだよ(*`Д´)ノ!
ほら行くよっ!!!!」
ユナは少し強引に私の手をとると、
颯爽(さっそう)と歩きだした。
私の前を歩くユナは
どんどん人の波を掻き分けていく。
ユナの細い背中が今ではすごく頼もしく思えた。
私はありがと。
と小さく呟きユナの手をぎゅっと握った。
ユナの耳がほんのりと赤くなった。
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