‡書3‡
□‡罪罪罪‡
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この間やった試験の結果が、廊下に張り出された。
試験の結果
また、僕が二番で
ニアが一番だった。
僕はニアより
遥かに頑張ったはずだ。
死に物狂いで、
頑張ったはずなんだ。
僕はニアの方をチラッと見た。
ニアはただ淡々と結果を見ていた。これが当たり前だ、と言うかの様に。
そんなニアを見た時、
何かを…心に抱いた。
その日
僕とニアは 遊戯室にいた。
遊戯室には僕とニア以外誰もいなかった。
ニアは何も言わずに ただ床に座り込んで玩具を分解していた。
僕の心の中の
あの時抱いた何かが
疼いてしょうがなかった
″ニアを殺せたなら″
ニアを……
殺せたなら
どんなに
幸せだろう
僕は ニアの胸倉を掴み、ニアを無理矢理立たせ、窓硝子にニアをたたき付けた。
窓硝子がその衝動で割れた。
「 いっ…… 」
ニアが漏らした 静かな声さえ無視し、
僕は ニアを
窓の割れた部分から
ニアを突き落とした。
死ね、
死ね、
死ね、
死ね、
死……………ね?
僕の心の何かが消えた、と同時に
僕は今起きている全ての事を
理解した。
僕はニアを
窓から
突き落とした。
ニアは真っ逆さまに落ちて、アスファルトにたたき付けられて………?
死んだ……のか?
「ああああああああああああああああっっ」
声が嗄れるまで
叫んだ。