#書2#
□‡闇然‡
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「竜崎……。
竜崎………。
竜崎………。」
私の名前を連呼する月君。
「どうしたんですか…」
月君は
私を 見ると
涙を流し始めた。
「竜崎…
竜崎………
竜崎… 」
「ら…月君……」
「竜崎
竜崎竜崎竜崎竜崎竜崎竜崎竜崎竜崎竜崎竜崎竜崎竜崎竜崎竜崎竜崎竜崎竜崎」
「………。」
「
愛してるよ―――。
竜崎………。
」
「!?」
まさかの言葉に
私は少し躊躇した。
でも
月君
なぜ 泣いているんですか……?
「竜崎の
こと
愛してるのに―……。」
ああそうか
私は全て悟る…。