#書1#

□‡吸血鬼‡
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『 メロ
血を貰いに来ました 』
ニアはそう言って
僕の首筋に
牙をたてた。




破れた血管から
絶え間無く流れる
僕の血を、
ニアは飲んでいく。


血が足りない所為(セイ)だろうか…
意識が朦朧としていく
そんな時
ニアが

『 ごめんなさい メロ。 』

と、言葉を涙と共に零した。



お前も泣くことが
あるんだな
ニア。
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