#書1#
□‡終わる、始まる‡
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雨の中。
私は独り。
これで最後。
そして始まり。
犠牲はもう必要無い。
「竜崎…何をしてるんだ…こんな所で。」
神様なんて
どうせ居ない。
月君
貴方は
ただの『人』で在って
神になんてなれない。
鐘の音が聞こえる。
月君の声が聞こえる。
泣き声と笑い声が聞こえる。
そう、全て 終わる
そう、全て 再起動する
大丈夫…
大丈夫…
大丈夫…
私はもう
楽になれるから…
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