Dream
□保健室/白石蔵ノ介
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『ちょっと白石くん!勝手に救急箱あさったらアカンって言ったやろ!!』
白「お、委員長。すまんなぁ。つい反射で...」
『何その反射。てか包帯戻し!!』
白「あ、バレてもうた?ほなしゃーないわ。」
白石くんは包帯を救急箱に戻す。
『ん。ほな委員会始めるで。』
私は四天宝寺中学校の保健委員長をやっている。
今は週一回の委員会の時間や。
つまり、私の領分。ぇ
『...って訳で、3年生から順に結果の報告を...っておぉい!!?』
3-2の保健委員、白石蔵ノ介。
この人は健康マニアっちゅー人種で委員会中ちょっと目を離すとすぐ救急箱をいじる。
今も。
私はそれを止め、言った。
『ったく。ほな白石くん、はよ言うて。』
その様子じゃ私の話なんて聞いてなかったやろ。
そんなちょっと意地悪な気持ちで聞いてみる。
...が。
白「りょーかい。3-2はな.....」
スラスラと話し始める。
不意をついたつもりでもパーフェクトにかえされえしまうもんで
問題児のクセに問題児扱い出きんやん(泣)
それでも、貴方の事をいつも考えてしまう理由は、それだけじゃない気がする。
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