stand out

□No.005
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時間に余裕があったから
やっぱり、クラスでは一番乗りだった。





やっぱり、一番ここが落ち着くな〜





しばらく、すると


部活を終えた生徒たちが教室に入ってくる





誰も、オレにあいさつするやつなんていないし…



存在すら消されてるんだろうな…





もう少し、時間あるし…


少し寝ようかな…












う〜ん



よく寝た…



目が覚めると…



みんな教室にいた





でも、時間がおかしいな…




あれ?


一限目終わってる?





そんなに、寝てたのか…




しかも、英語…




小嶋さんに殺されるかも…




隣の小嶋さんを見ると



やっぱり、寝ていた…





あ〜
やっちまった…



板書してねぇよ…





すると、小嶋さんがのっそりと起き





小嶋「う〜ん…あっ、おは…よ」





『ゴメン!小嶋さんオレ板書してない!』





小嶋「あぁ〜はい。」




小嶋さんが差し出したのは


オレがいつも小嶋さんのために書いているノート




『えっ?』





小嶋「陽菜、ひつじのために書いといた。」





『マジ!』




小嶋「うん。たまにはね…」





『ありがとう…』





小嶋「でも、次寝てたら許さないから…じゃ、おやすみ…」





『うん。おやすみ…』





小嶋さん、たまたま起きてたのかな…




それでも、ありがとう!



一生、あなたの執事でもいいです。





その後は、ルンルンで小嶋さんのノートに板書をしていた。





それを見せたら



"文字がキモい"


って言われた…



文字がキモいって…


ひどい…




あっ!

そういえば…


今日、河西さん見てないな…



忘れてた。





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