中編・短編

□…隣…
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まだまだ、若かった頃の話






高校を卒業して大学に入ったばかりで

大学で出会った友達と合コンや女遊びに明け暮れてた…





とある日


オレはサークルに行っていた。





『あーなんかおもしろくないなぁ〜』




「だな〜」




河西「あんた達は女の子と遊ぶことにしか楽しみを感じないの…?」




「当たり前じゃねぇか!なぁ、名無し。」




『ま、まぁな』




河西「バカらしい…」




プルルル…♪




その時友達の携帯が鳴り


友達は部屋を出ていった。




部屋にはオレと河西だけになった。




河西「ねぇ、名無し…」




『ん?何?』




河西「名無しってバカなの?」




『えー河西には言われたくないなぁ〜』





河西「そういう意味じゃなくて!遊び人みたいに気取っちゃってさ…そんなキャラじゃないくせに…」





『わかんないよ〜オレ、すっごい遊び人かもしれないじゃん!笑笑』





河西「そんなこと言ってる時点で遊び人じゃないって…」





『ははは笑そっか!』




河西「智じゃダメなの?…」





『へっ?何言ってんの?笑笑』





河西「だから…智じゃダメなの!?」




『え?ガチ?…』




河西「もういい!!」





そう言い放って部屋を出ようとする河西の腕をオレは掴んだ。





『ごめん、ごめん!
いいよ。河西でもいいよ。』





河西「でもって何なの!?」





『えっと…そうじゃなくて…河西がいい!』





河西「ふふっ笑笑やっぱり遊び人じゃないじゃん!」







その時、友達が帰ってきた。





「え?どういう展開?」




『うん、よくわかんない。』




河西「智達、付き合うことになった。」





『そう!』




「いやいや、展開が急すぎるでしょ!」





そんなこんなでオレと河西は付き合うことになった。






それから、サークルに行く目的が別の目的になった。










河西「名無し来ないかな〜…」




「河西のせいで名無し連れてけねぇじゃん!」





河西「名無しは元々そんなに好きじゃなかったみたいだよ。」





ガチャ





河西「あ、名無し!」





『お、智。』




そう言うなりオレに腕を絡ませてくる




河西「名無し、遅い!」




『だってさ…急に女の子が絡んできてさ…大変だったんだよ。』





河西「チユウ…」




「お前は!アホか!」





『え?なんで?』





「お前には付き合ってられねぇ…じゃあな」


ガチャ



『なんだよ…あいつ…』





河西「名無しって本当にバカなの…?」





『あ、でもさ!
その女の子達に言ったんだよ!オレさ…智と付き合ってるんだ。って!』




河西「チユウ…」




『え?またバカなこと言った?』




智は顏を横に振った





『良かった!』





そんな風に智との関係は続いていった…
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