中編・短編

□またね…
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オレ達は大きなケンカをした…



今までにも

別に大したことじゃないのにお互い意地を張ってしまい長引くことはあった…





一歩、歩み寄り
"ごめん…"


の一言が言えない…




でも、今回はそんな簡単に済む話じゃない…




今までとはケンカの理由が全く違うから…





それは…




"浮気"




男なら必ず通る道だとか…


よく言う…





するならバレないようにしろとか…




でも、女はなんでもお見通しなんだ…




「浮気してたでしょ…」





この言葉を言われた時…


オレはどんな顔をしてたんだろう…




頭の中は、次から次へと言い訳が浮かんでくる。




何にも答えることができず…





しばらくすると、彼女の頬に一粒の涙が流れ…



それと同時に
オレの頬はバチン!

と音をたてた…



彼女はオレの頬を叩いて飛び出していった…






携帯、バッグ、その他もろもろ…




オレのあげたキーホルダーは携帯についていて


ゆらゆらと揺れていた…




彼女は


何もかも置いていった…




二人の想い出も…







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