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□No.006
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もうすぐ、試験…




テストから1週間前はテスト期間で部活も休み…








オレの成績は決してお世辞にも良いとは言えない…




でも、悪いとも言えないぐらい…





つまり、平均。



280人中160人ぐらい…




補習だけは避けたい…




ホントに何の取り柄もない男だ…




クラスでは



"今日の放課後勉強会しよ"


とか…


みんな、勉強会を開いてテストに挑む、





でも、それは友達がいる人の話で…



友達が少ない…いや、いない。オレは勉強会なんて呼ばれもしない…





それに比べ


隣の小嶋さんは高橋さんや峯岸さんに誘われてる





高橋「今日は、にゃんにゃんみぃちゃん家来て」






小嶋「え〜、どうせ勉強でしょ…」





高橋「逆に、この時期に勉強じゎないわけあるか〜!!」






小嶋「ひつじは勉強してる?」





急に小嶋さんに話を振られ

答えるのに数秒かかった…




小嶋「聞いてる?」





『う、うん。少しなら…』





峯岸「ほら〜みんな、やってるんだって!」





小嶋「う〜ん…じゃあ、ひつじに教えてもらう…」





高橋・峯岸「え〜!!!!」





『いや、いや、困ります!』





小嶋「…」




はい。出ました…

ちょっと、断わったら…


出るブラックオーラ


この後は必ず不機嫌になる…




でも、今回は…


小嶋さんは、勉強ができないで有名…



そんな人に教えれる自信なんてございません!




『本当に困ります。今日は用事があるんで…』






峯岸「は〜い。
名無しくんにも振られたことだし、一緒に行きましょうね〜」





なんとか逃げ切れた…





疲れがどっと肩にのしかかる…




ゆっくりと、重たい足を引きづりながら家に帰る…





オレは、今は姉と暮らしている…




家に帰ると…




玄関には、見覚えのない男の靴…





これも、いつものことで姉が彼氏を連れてきてるんだろう…





邪魔しちゃ悪いから、家で勉強するのはやめた…






どこで、勉強しようかな…





町の図書館でも行ってみるか…






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