stand out
□No.005
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次の日
フラフラと学校に登校していた。
別に遅刻してしまいそうな時間でもないし…
ゆっくりと自転車をこいでいた。
まぁ、朝の練習には間に合ってないけどね〜
そんなこと言っても…
あんまり、ゆっくりしてると遅刻しちゃう…
河西さんや小嶋さんは毎朝大変だろうな〜
ご苦労様で〜す。
小嶋さんもさすがに朝、迎えに来てとは言わない…
仲良くやってる男女は一緒に毎朝登校したりしてるけどね。
○○〜迎えに来たよ〜
なんてね。
ほらほら、あそこにもそんな場面の二人がいる。
こういうのは
なるべく、見らずに
急いで通り過ぎる
おい、何見てんだよ!
なんて絡まれたら嫌だし…
校門あたりでは
毎日、吹奏楽部の部員が清掃活動をしている。
おはようございます。
ってね。
それに、軽く会釈をして応える
校門あたりまで行くと
渡辺さんがちょうど登校していた。
渡辺「おっ!奇遇だね」
『そうだね。』
それから、しばらく
たわいもない会話をしながら
登校した。
でも、なんか校門付近で
後ろから殺気を感じた。
あたりを見回していると…
渡辺「どうしたの?」
『ううん。なんでもない』
渡辺「変なの…(笑)」
そして、オレは教室に入っていった。
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