ある日の会話

□「視線 Part3
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「視線を感じると言えば……」


「うわっライナ!?テメェも居たのかッ……」

「ちょっと気になる会話してたから……つい」


「で、盗み聞きしてた訳かよオイ!」

「先輩……あなたも人の事言えないでしょ〜……それでライナちゃんは視線がどーしたの?サソリ先輩から熱い視線でも感じるとか?」


「………ううん…多分サソリじゃないかな。誰だか分からないけど、視線を感じるの」


「うわ!何だその心霊チックな視線はよォ!」


「私も何だか怖くて……。確かに見られてる気はするけど、そこには誰も居ないの」


「気のせいじゃねェーのかよ?うん」


「ちがうよっ……たまに物音とかするもん。誰かが居るような物音が……」


「ライナちゃん、それはいつ視線を感じるの?」


「あのね……寝てる時とか、お風呂入ってる時によく……」


「それが本当なら……変態じゃねェーか、うん。まさか暁の中に変態なんて……」

「まぁ居ないとは思いますけど………ボク達で探るしかないっスね」


「ならよォ!オレらがとっ捕まえて制裁なる裁きを下してやろうじゃねェーの!!ま、そんな変態が居るとは思えねェーけどなァ!!」









    *視線*















「………ゴメンナサイ。俺ガ覗キマシタ」







暁 ある日の会話
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