ある日の会話
□「派手にいこう」
1ページ/1ページ
「デイダラ先輩〜言われた通り起爆粘土、集めてきましたよ」
「おお、わりィなトビ」
「………それで……どうするんスか〜こんなに集めて。今日は先輩、非番でしょ」
「何言ってんだトビ!任務も何も今日が何日か知らねーのかよ、テメーは」
「え?12月31日……がどうしたんスか」
「どうしたも何も新年の一日前だろ、うん」
「そうですね〜だからそれがどうしたんスか」
「お前も分かんねーやつだな、トビ」
「31日と起爆粘土の接点なんてボクには分かりませんよ。分かりたくもないっス」
「そんなに知りてーか!なら仕方ねーな。特別に教えてやるよ、うん」
「……………………。」
*派手にいこう*
「新年迎える前にカウントダウンすんだろ。だからさ、0と同時にオイラが盛大なる爆発を演出すんだよ、うん!」
「…………………。」
「爆発を合図に年が明けるなんて芸術的だろ。オイラのアートが新たな年を切り開く……まさに芸術だね、うん」
「……………………。」
「そういう事だからもっと起爆粘土を………ってトビの野郎どこ行きやがった!?オイラの起爆粘土も無くなってやがる!」
「新たな年が明けるのを合図に人生が終わるなんてボクは嫌ですよ先輩!!!」
暁 ある日の会話
12/31