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□四ノ宮牧場
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「うぉぉぉおすげぇっ!!」


「わぁ、久しぶりです〜」



今日から長期のお休みなので、
僕は北海道に帰って来ました!

今回は翔ちゃんも遊びにきてくれました。



「つか寒ッ!!」


「そうですかぁ?
僕はこのぐらい寒くないと
冬って感じがしないですけど…」


「マジか…」



ふるふる、と震える翔ちゃんに
ぴったり寄り添いながら僕の家へ向かった。

バスを降りて少しだけ歩くと
大きな牧場が見えてくる。



「あれが僕のお家ですよ〜ぉ」


「でっか!!牧場広ッ!!」


「何にもないので寮に比べたら
つまらないかもしれないですが…」



今日は寒いので動物さんたちも
引きこもっています…。

ただいまぁ。と玄関の扉を開けると…


「おかえりなさいなっちゃん!
あらまぁ、貴方が翔ちゃんね!!」


「ちゃん…っ?」


「ホント可愛らしいわぁ〜!!」


「く…くるしぃ…」



お母さんは翔ちゃんを
ぎゅーっと抱きしめた。

翔ちゃんはバタバタ暴れる。



「ふはっ…初めまして、来栖翔です。」


「なっちゃんから話は聞いてるわ。
ゆっくりしていっていいからね!!」



*****


那月は絶対母親似だな、って思った。
ほわほわしてる天然なとことか、
可愛いものには目がないとことか
馬鹿力なとことか…。

お父さんは怖い人なのかなー
とか思ってたけど、思い込みだった。




⇒解説






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