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□お母さんです☆
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※お母さん捏造






「さぁて、今日は
AクラスSクラス合同で
特別講師の先生の授業を
受けてもらうわ☆」



月宮先生がキュピーンと
可愛くポーズを決める。
やっぱり男には見えないな…

今日は特別授業を行うらしく
AクラスとSクラスの生徒は
講堂に集められた。

と、いうか今まさに
集まっている最中。



「翔ちゃん、見えますか?」


「う…」


ぴょんぴょん飛び跳ねてみるが
全くステージが見えない。

と…



「ぅぁああああああ!!」


「ちょ…暴れたら落ちちゃいます!!」



いきなり那月が肩車をしてきた。

そりゃ那月が一番背が
高いけれども…でも…



「目立つ!!やめろ!!かなり目立つ!!」


「もー遠慮しなくてもー…」


「してねぇよ!!バカ!!」


「あはは、仲いいなぁ2人は。」



いつの間にか6人集まっていて
俺達をみて笑ったり呆れたり。

すると――…



「翔ちゃぁあん!!」


「!?」



いきなり抱きしめられた。

でもそれは那月でもないし、
まぁ、いる筈ないけど薫でもない。



「翔ちゃん久しぶりー!!
もー元気してたぁ?」


「わぁぁあああ!?」



ふわふわっとした金糸の髪
平均よりも小さい身長
パチッと開いた瞳は空色



「おやステキなレディ。」


「来栖、その方は知り合いか?」


「あぁ―――」



俺に引っ付いたままのやつを
離れろー!!とはがすと
名残惜しそうに手を離した。



「翔ちゃんのお母さんです☆」


「………ぇぇええ!?」



と、そのとき月宮先生と日向先生が
「あ、いたいた!!」と走り寄ってきた。



「いきなりいなくなっちゃったら
ダメじゃなぁい!!」


「すみませんっ」



てへっと舌を出す。
月宮先生に負けないぐらいに。

聞けば、今日の講師の先生は
母さんらしい…。



「オーケストラについて
の授業なの!!だから指揮者の
来栖さんにいらしてもらったのよ。」






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