歌王子
□birthday
1ページ/1ページ
「ねぇ、イッチー」
「なんです?今忙しいのですが。」
「今日何の日か知ってる?」
きっと知らないよ。
だって教えてないからね。
今日は俺の誕生日。
だけど世間一般では…
「バレンタインデー…ですか」
「やっぱりか。」
「ムッ))何なんですか」
「なんでもないよ。でもイッチー、
覚えておいてくれると嬉しいなぁ。
今日は俺の誕生日なんだよ。」
ハッとイッチーの目が開かれる。
でも直ぐにいつものクールぶった瞳に
戻ってしまった。
「そ、れは…おめでとうございます」
「プレゼント、欲しいんだけどな」
「え」
少し意地悪をしてしまった。
焦るイッチーが見たくて。
「今度一緒に…」
「今すぐ欲しい、トキヤが」
「〜…///」
耳元でそう囁いて
チュ…と首筋にキスをおとす。
イッチーの顔はみるみるうちに赤くなる。
「ふっ不意打ちは禁止です!
それにっ…私でよければ…いくらでも…」
「…よくできました、」
fin.
※ブラウザバックで戻ってください。