記念企画部屋2

□月影 第一章
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前書き

さて今回は、自分の中で凄く凄く、大切なお話になると思うのです。

主役は、銀さん、と千歳。

私は今まで、千歳の気持ちの『遥か、蒼の夢に』を書きました。

橘の気持ちを理解しようと『蒼の楽園』も書きました。

蒼の楽園を書くと決めた時、この事についてあの事故に起因する主役の心情は(たとえ読者様にしつこいと呆れられても)徹底的に、私なりに突き詰めようと決めました。


あの事故による運命の、もう一人の、
最後の主役は、銀さんです。


銀さんは、四天宝寺の人です。
鉄のお兄さんです。
あの事故は千歳の人生を狂わせて、
結果的に、だから、橘は東京に来て鉄は救われて。

運命が引き寄せるみたいに、千歳は四天宝寺に来て、
銀さんは、これも結果的に、パワーあるから多分いつも対戦相手は壊れかけてて、
鉄にもそれを、教えたのは銀さんで。

なんて複雑な人なんでしょう。
この人を書かないと駄目だと、遥か、蒼の夢にを書いてる時から気づいていたんです

今回の主役は銀さんと千歳。助演小石川。不動峰、というお話です。



くらちと、ひかちと、といういわゆるカップリング的なことを多くお求めの方には向きません。

今回は、『遥か、蒼の夢に』の裏側のお話です。

今までと、ちょっと違う意味で?暗いかも。

千歳の場合、なんやかんやオサムちゃんが甘やかしてくれたし、皆も理解してからは心配してくれた。

でも千歳のこらからが壮絶すぎて、多分皆あんまり、銀さんが複雑な気持ちだって、本当には解ってない。


ほんと、このテーマしつこくてすみません。

でもなんか、私はこれ、責任もって書かなきゃいけない気がしてる。

人を憎むとか許せないとか、そういうことを扱うと決めたのだから、千歳の傍にだって綺麗な感情しか無いわけがないんだ。



※銀さんは根本は東京の人なので声に出す言葉以外の心理などは標準語。
ただし、四天メンバーの呼び方だけは、いつでも『○○はん。』

四天メンバーを呼ぶようになったのは大阪に来てからなので、もう呼び方も含めて名前っていうか。
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