外伝

□黒の予言書が誕生した話
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実はマレフィスには、隣国に住む"闇の一族"という仲の良い関係の人達がいた。

彼らはマレフィスの国『アネット』の隣にある国『ガーランド』に住んでいた。


"闇の一族"とは先祖代々から暗黒魔法を使う一族で、悪魔のような容姿をしている。
プライドが高く、他の一族達を下に見ていた。

その為、他の一族、特に人間との関係を一切断ち切り、一族独自で今までやってきた。


では何故、マレフィス達とは仲が良いのか…それは、マレフィスの一族と闇の一族は昔から双子のような関係の一族だったから。

その為、代々から当時のアネットとガーランドの領主はお互いに幼なじみのような関係だった。

それで現在の領主マレフィスの代まで闇の一族とこの関係は続いていた。
当時、マレフィスと仲が良かったのは闇の一族、ガーランドの領主だった"アルベール"。



まだあの「大事故」が起きる前、ある日、アルベールからマレフィスは

『君の持つその強大な魔力を使って何か僕達の助けになる本を書いてくれないかい?』
と頼まれた。


当時、ガーランドはアルベールのある暗黒魔法の実験の失敗で、国中に争いと貧困、病気、日照りなどの自然災害が広がってしまい、最悪の状態だった。

自分のした過ちなので、アルベールはとにかく出来る限りの対処法を全てやってみた。

しかし、それはいっこうに消えず、国はどんどん悪化し、アルベールも国民も不安と絶望ばかりが募っていった。


そこで彼は、当時魔力の強い国としてとても有名だった、仲の良い隣国のマレフィスに助けを求めにきたのだ。






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